パスポートは1回限りのものではありません。旅行が終わっても気を抜かずに大切に保管して下さい。パスポートは日本国民であることを証明し、国際的な身分証明書としての効果もある重要書類です。パスポートをなくしてしまうと、旅行がキャンセルになったり、再発行されるまで帰国できなくなるというだけでなく、そのパスポートを偽造変造して不正な出入国に使われたり、昨今では知らないうちに国際的犯罪組織の手に渡って犯罪に利用されるというケースもしばしば新聞紙上等をにぎわせています。日本国内であっても一度本人のもとを離れてしまうととんでもない事態に発展することもあります。特に日本のパスポートは狙われやすいといわれます。パスポートの管理には国内でも旅先でも十分に気をつけましょう。

パスポート管理についての注意事項

海外での盗難手口の例

　食事中のバッグの置き引き。
　リュックやズボンの後ろポケットから抜き取られた。
　話しかけられ気を取られている間のスリ。
　車上狙い、バイクに乗ってのひったくり強盗など

対策方法

　（国や地域により）パスポートのコピーの携帯でたりる所ではコピーのみを携帯する
　常に身につけておき歩行や食事中にも油断しない
　特に人の多い場所では細心の注意を。

国内での紛失・盗難例

パスポートの紛失・盗難の大半は国内でのことです。不注意が多いようですのでしっかりと管理を怠らないようにしましょう。

　しまい忘れ
　誤ってゴミと一緒に捨てた
　引っ越しの際の紛失
　空き巣によるパスポート盗難

対策方法

　決まった場所に保管し、場所をしっかり覚えておく

�@まずは警察署へパスポート紛失・盗難の届出　

パスポート紛失・盗難の届け出をしたことを証明する書類を発行してもらいます。何らかの事情で発行してもらえない場合には、都道府県のパスポートセンター、海外の場合は最寄りの在外公館（日本大使館または総領事館）に相談しましょう。

�A次に「紛失一般旅券等届出書」1通を届出

パスポートのものと同じサイズの写真1葉を貼付して、住所地の都道府県パスポート申請窓口（または最寄りの在外公館）へ届出ます。警察署発行の紛失・盗難の届出立証書類を添付し、運転免許証等の身元確認書を提示します。それによって紛失したパスポートを失効させます。

�B新しいパスポートが必要な場合は「一般旅券発給申請書」を提出

写真1葉貼り付け、戸籍謄（抄）本1通を添付、運転免許証等の身元確認書類を提示。急いで帰国する場合、「帰国のための渡航書」を発行してもらえばパスポートの代わりとなります。詳細は、申請する都道府県のパスポート申請窓口や在外公館にご確認下さい。